吊り革を握っているだけで起こりえる非常に厄介な「腱板断裂」とは?
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走っていなくても
運動していなくても
ただ吊り革を持っていただけで
筋肉が断裂する「腱板断裂」ご存知ですか?
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あなたは「腱板断裂」をご存知ですか?
前回の記事で少しお話をしましたが
肩関節を安定させるために働いている
インナーマッスルである
ローテーターカフ=腱板が
簡単に断裂してしまうことがあるんです…
腱板は4つあります
・棘上筋
・棘下筋
・小円筋
・肩甲下筋
です。
この4つがバランスよく働くことで
肩関節は円滑に動くサポートをしています。
ここで特に注目したい筋肉が
「棘上筋」です。
棘上筋は肩を横から挙げるとき(外転)に
関節内に入り込み上腕骨と肩甲骨に
挟まる状態になります。
そのため年を重ねるごとに棘上筋も
脆くなります。
特に肉体労働や肩を繰り返し上げるような
動作の多い職業の方に多いです。
![](https://nicore-clinic.com/wp-content/uploads/2021/12/1403641.jpg)
筋肉は「ゴム」と同じで
伸び縮みします。
逆にずっと伸ばしっぱなし、
縮めっぱなし、伸び縮みしないと
伸縮性を失い
「いざ動かすぞ!」というときには
動きがぎこちなく痛みなども現れます。
ここで棘上筋の話に戻りますが
棘上筋は外転時に関節内で骨に挟まれるため
傷つきやすく脆くなりやすい筋肉です。
そのため、軽微な外力でも損傷・断裂する
恐れがあります。
例えば
・手を突いて転けた
・肩をぶつけた
・高いところから荷物を下ろしたときに切れた
などです。
さらにタイトルにもあるように
吊り革を持った状態でブレーキがかかり
バランスを取ろうと手に力を入れただけで
断裂することも少なくありません。
![](https://nicore-clinic.com/wp-content/uploads/2021/12/033152-1.jpg)
では、腱板を断裂するとどうなるのか?
・疼痛
・可動域制限
・周囲筋の過緊張
・関節不安定
・痺れ
などなど
日常生活にも支障がでるレベルです。
また、肩が不安定ということは
指先を使う細かい作業にも支障をきたします。
では、どういう予防がいいのか?
まずは「姿勢」を改善すること。
姿勢が崩れると本来の動きが損なわれ
それに伴い負担も増加するため
より筋肉への摩耗も進行します。
次にトレーニング。
一つの筋肉に依存しないように
肩関節全体の筋肉を鍛えることで
一点に負担を集中させることを防ぎます。
実は肉離れや断裂はその場の衝撃だけで
起こるものではなく
日常生活の中から少しずつ
損傷しやすい環境を作っているということ。
繰り返しになりますが
「症状が出てから」では自身が辛いだけです。
日頃から定期的にメンテナンスを
していれば防げることも
たくさんあります。
不調なく毎日を好きなことで
過ごしていける日常を
サポートできれば大変嬉しく思います。
お気軽にご相談ください♪
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