今のあなたの悩みが起こるまでの過程に多くの要因が存在する「ハインリッヒの法則」

あなたは

「ハインリッヒの法則」をご存知でしょうか?

これは労働災害における経験則の一つで

1つの重大な事故の背景には

29の軽微な事故があり

その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が

存在するというもの。

これはいろんな現場で用いられる法則ですが

実はこれは我々の健康においても

無視できない法則なんです。

例えば「認知症」

認知症は一度正常に発達した認知機能が

後天的な脳の障害によって持続的に低下し、

日常生活や社会生活に支障をきたすように

なった状態を指します。

この認知症をハインリッヒの法則で説明します。

認知症を法則の頂点にした場合

認知症を起こしやすい出来事として

「骨折や病気による長期入院」「栄養バランスの欠如」

「老化」「行動範囲の減少」「コミュニケーションの減少」など

原因は多岐にわたりますが

例えば「骨折」

年齢を重ねるごとに老いる速度も早くなります。

しかしみんながみんな同じスピードでは老化しません。

適度に運動をしている人は筋肉も骨も運動をしない人より

丈夫です。

つまずいてこけることやバランスを崩して倒れて

骨折をする機会も減ります。

「病気」についてもそうです。

遺伝的な病気を除いて生活習慣病などは

「運動」や「食事」「睡眠」が大きな要因です。

「糖質過多」や「油物の多い食事」「腸内環境の悪化」などは

がんや脳血管疾患・循環器疾患・消化器疾患などの病気の

要因と近年では注目されています。

若い頃からの小さな積み重ねが将来大きな悪影響を

及ぼす可能性が非常に多いです。

「健康に気をつけていればよかった」と

死ぬ前に後悔をする方も多いようです。

ここで気をつけてほしいのが

「じゃあ運動をすればいいんでしょ」

「バランスよい食事を取ればいいんでしょ」

と思われるかもしれませんが

まず大切なことは

「土台をしっかりとすること」

「土台」とはなんなのか?

質のいい運動をするためには

『正しい体の使い方』ができるようにすること。

良い食事をしてもそれを消化吸収できる消化器を

整えていることが大切です。

いくら栄養価の高い食事をしても

消化吸収ができなければ意味がありません。

当院でも健康のために運動を始めた方が

「膝が痛くなってやめた」

「腰が痛くなってやめた」

「体にいいもの取るように意識しているけど

便秘や下痢が続く」などを訴えて来院されることがあります。

また、身近なところでいう「腰痛」

腰痛は一見

「腰を捻った」「ものを持ち上げた」時に

起こることが多いですが

その背景には普段からの「姿勢不良」「ケア不足」

「冷え」などの原因があり起こります。

何気ない行動が

体にとっての大きな事故につながる

影が潜んでいるかもしれませんね。

根本的な治癒・予防には

まずは小さなことから変えていきましょう!

ケアは早いに越したことはないですからね!

お気軽にご相談ください!

ではまた!

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