【肩こり・腰痛など慢性痛が治らないワケ】内臓の位置と横隔膜
あなたは「なぜ、ここにこの内臓があるのか?
考えたことはあるでしょうか?
実はこの内臓こそ、慢性症状を生み、定着させ、快適な生活を脅かしている。
そんなお話をいたします。
内臓の解剖学

ざっくりとした解剖図です。
厳密にはこの内臓の他に
内臓を支える靭帯や膜、血管、神経、リンパなどが
通っています。
そしてこれら臓器は
消化器系・循環器系・呼吸器系・不尿器系・自律神経系など
それぞれの働きをしています。
内臓の位置の意味
では、なぜ肺の下に横隔膜があるのでしょうか?
なぜ肝臓が横隔膜の下に面しているのでしょうか?
肝臓の下に大腸があるのでしょうか?
この意味を知ればもっと面白くなること間違いなし!
🌟 影の立役者:横隔膜
横隔膜といえば焼き肉でいう「ハラミ」の部分
厳密には内臓ではなく「筋肉」になります。
この横隔膜は非常に働き者で胎児の頃から動き、
1日に約2万回動いているとも言われている。
そんな横隔膜がなぜ重要なのか?
横隔膜を機にされる方はそうそう居られないでしょう。
よほど身体のことを勉強していると方かマニアックな方でない限り…(笑)
横隔膜が重要な理由:
❶横隔膜の伸縮で肺は動いています。(=呼吸)
❷横隔膜の真ん中の穴に超重要な動静脈、リンパ本幹、
食道、迷走神経(自律神経)などが通っている
❸呼吸だけでなく排泄にも関与している
❹心臓と肝臓のハンモック役
❺感情とリンクしている など
実はすごく大事な筋肉なんですが
みなさん意識したことないのではないでしょうか?
この横隔膜、現代人は硬くなってる!!
実は現代人は姿勢不良により
呼吸は浅くなり、背骨は曲がり、食生活が乱れているなどで
横隔膜が硬くなってしまっているんです!!
🌟 横隔膜が硬くなると起こる症状5選
横隔膜が硬くなると起こる症状
❶頭痛・肩こり
横隔膜はみぞおちあたりにありますが
横隔膜の神経は頚椎の3〜5番から出ています。
そのため横隔膜が硬くなれば頚椎周辺も硬くなり
肩こりや頭痛へと波及していきます。(五十肩にも関与)
❷腰痛
横隔膜は肋骨の裏側についていますが後面は背骨につきます。
なので、横隔膜が硬くなれば背骨の動きを制限し
結果として腰痛を引き起こす可能性が高い。
また、後述しますが横隔膜の動きの制限で内臓への
負担が起こることで内臓由来の腰痛も起こります。
❸便秘
もう一度内臓の位置の画像をご覧ください。
横隔膜の下に肝臓があり、その下に大腸があります。
これには訳があり
横隔膜が動く→肝臓が下がる→大腸が圧迫される
→横隔膜が上がる→肝臓が上がる→大腸の圧迫解除
こういった流れがあります。
この意味が非常に重要で
大腸でも肝臓近くにあるのが右結腸部で
この部位は流れが悪くなりやすいところのひとつで
横隔膜のリズミカルな動きに肝臓が動き
結果として大腸にポンピング作用が働き
スムーズな排泄が行われるのだが
横隔膜の動きが制限されると”便秘になりやすい”
❹胃もたれ・逆流感
横隔膜の真ん中の穴には食道が通るため
その先にある胃にも影響が出ます。
これは自律神経に関係する部分と、
物理的に横隔膜の影響で起こるものとが考えられます。
❺自律神経症状
横隔膜は内臓への影響、迷走神経(自律神経)と通すこと、呼吸に関係することなどから
自律神経との関係性が深くめまい、耳鳴り、難聴、情緒不安定、無気力、倦怠感、
気分障害、適応障害、うつ病、パニック障害などのリスク増
まとめ
内臓の位置には意味があり、
特に内臓の真ん中に位置する”横隔膜”は
呼吸だけでなく消化器系の補助や自律神経、背骨の動きなどにも
関係しており、ほとんどの方のお悩みに直結してくるもの。
実際に肩こりでお悩みの方も腰痛でお悩みの方も
自律神経の症状でお悩みの方も
横隔膜に硬さや圧痛を感じる方がほとんど。
ニコリ鍼灸整骨院ではどんな症状であっても
痛みやお悩みの箇所だけでなく
今回お話した横隔膜や内臓まで検査し
筋・関節・内臓・頭蓋・ファシアまで
アプローチをして根本改善をお手伝いします。
当院について
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