悪化すると頭すら洗えなくなる「五十肩」について語ろうじゃないか

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腕が上がらない

ドアノブを握って開けられない

頭すら洗えない・・・

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「五十肩」といえば50代の人がなるもので

若い子たちには関係ないし

もう60代、70代、もしくはそれ以上出だし

関係ないとお思いの方、

もしくは40代、50代の方

今回の投稿を読んで

「五十肩」は全年齢がなる可能性があることを

知ってください。

まず「五十肩」はその名の通り

「50代の方がなりやすい」ということで

つけられた名称ですが

「四十肩」とも言いますね!

正式名称は「肩関節周囲炎」です。

なので、肩関節周囲の筋肉などの炎症

ということになります。

以前の患者さんでこんなお話をしました。

「先生、私もう60代だけど五十肩って

言われちゃった!若く見られちゃった」

なるほど!そういう見方もあるのか!と

少し笑ってしまいました(笑)

逆に病院で30〜40代の方が

「五十肩」と診断され

「まだそんなに年取っていません!」

と怒ってしまうため「四十肩」という

言葉が生まれたんだとか…(諸説あり)

「五十肩」という言葉や

「肩が上がらなくなる」といった症状を

多くの方が認知されている

割とポピュラーな病症ですが

実は「原因」は未だ解明されていません。

ですが100人を超える

五十肩患者さん、

以前五十肩で悩まれた患者さんを

見てきた私が共通点に気づいたことは

「姿勢不良」

いわゆる猫背や巻き肩の方がほとんどでした。

というのも猫背や巻き肩になると

本来の肩の動きができなくなります。

肩の関節は「上腕骨」いわゆる「腕の骨」と

「肩甲骨」からなります。

この二つの接する面は非常に狭く

安定性は元々悪いところです。

さらに肩は体でも突出したところであり

ぶつけるなどの「外力」を

受けやすいところです。

さらにさらに肩関節は日常必ず動かす

ところであり、360度動く関節でありながら

筋肉は太ももや腹筋などに比べ

小さいため負担が大きい関節になります。

正常な姿勢で合ってもそれだけ負担が大きい

関節がさらに姿勢が悪くなると

どうなるでしょう?

もちろん負担も姿勢の悪さに伴い

増加します。

肩関節の使用頻度が多い上に

負担が増加すれば筋肉は疲労し

「動かしすぎの筋肉」と

「全く動かさない筋肉」が出てきます。

また、これは各関節を動かす上で

大きく分けて「アウターマッスル」と

「インナーマッスル」があります。

わかりやすくいうと

「動かす筋肉」と

「安定させる筋肉」です。

関節はインナーマッスルが働くことにより

「テコの原理」が成立し

「アウターマッスル」が

負担少なく楽に働くことができます。

しかし、姿勢が悪いとインナーマッスルの

機能が低下しアウターマッスルが

いつも以上に働かなくてはならなくなります。

また、肩関節に関しては

「ローテーターカフ」と呼ばれる

4つのインナーマッスルがありますが

そのうちの「棘上筋」という筋肉は

肩を上げる際に一定の角度で

関節内で挟まります。

なので姿勢不良が続くと

筋肉は脆くなります。

五十肩がなぜ50代に多いのかというと

若い頃から姿勢不良の状態で肩を酷使し

筋肉の衰えが急にきたときに

筋肉は限界を迎えて「炎症」という形で

痛み・痺れ・可動域制限として

現れているということです。

口酸っぱく言いますが

「姿勢」はあらゆる怪我・病気に繋がります。

症状が出てからでは治る期間も長くなります。

整体は歯磨きと一緒で

症状が出る前に、虫歯になる前に

「予防」していくことが非常に重要です。

整体に早い、遅いはないです。

今をどう変えていくかが短期的にも

長期的に関わってきます。

もし、私を頼ってくださるのであれば

本気で向き合わせていただきます。

ご相談だけでも喜んでお受けいたしますので

お気軽にご連絡ください!

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