【光でくしゃみ、私だけ⁉︎】意外と知らないACHOO症候群について

実は私、くしゃみが出そうになるとき太陽やライトをみて
「へっくしょん」ってしてたんですが
それを見た人の中には「わかる、わかる」共感してくれる人もいますが
大体の人は「何してんの？」と
共感してくれない人がいました。

今回はそんな日常に潜む
知ってそうで知らない
人体の小ネタ話をいたします

ちょっとおちゃらけた名前をつけてみましたが
実は”光を見るとくしゃみが出る”
この現象には正式名称が存在します。

それが

光くしゃみ反射（ACHOO症候群）

実はそのまま（笑）

この”ACHOO”とは
日本でいう「ハクション」の擬音語にも使われるほか

「Autosomal-dominant Compelling Helio-Ophthalmic Outburst」の
略なんだとか…

（ちなみに英語圏ではくしゃみをした人に対して
「God bless you ~神のご加護がありますように~」と声をかけるそう。）

これを”病”というのが正しいのかわからないが
なんせ世界人口の約20％がACHOO症候群とのこと。

実はこの現象、古くから人類に知られており
古代ギリシャの哲学者アリストテレスも
この現象に言及していたようですが
実際のところくしゃみはいまだに謎が多いようで

この現象は親や親族にも同じ反応が見られることが多く
「常染色体の優性遺伝」も示唆されている。

先にも話したようにくしゃみのメカニズムはいまだにはっきりとはしていない。
ですが”三叉神経”が関与しているのではないか？」
という説もある。

三叉神経とは脳から出ている神経の一つで
顔の運動と感覚を司っている神経だが
太陽を見たときに太陽光が視神経を刺激して
その刺激が視神経の近くを通る三叉神経に伝播し
くしゃみを誘発させるのでは？
という説もあるようです。

（通りでくしゃみの時に顔に風を吹かれるとくしゃみが止まるのか…）

その関連で言うと普段からしっかりと睡眠をとり
脳を休めて興奮を下げて
食いしばりなどのくせ（三叉神経の興奮）を
無くせば無くなるのかな？

とはいっても誰にでも起こるくしゃみだから
病気でもないしそこまで気にすることはない。
といえばそうなのだが
健康に携わる仕事をしている私目線から注意点をいくつか…

さて、ACHOO症候群の概要もわかり
なんとなくスッキリしてきたところですが
健康面での注意点をお話します。

🌟 注意点⒈ぎっくり腰に注意

くしゃみは想像以上に瞬間的な爆発力が強力で
それゆえに体への負担が大きいです。
さらに、太陽やライトなど上にあるものを見るとき
頭を上げて、くしゃみの時に下を向くなどで
体は鞭を打つような動きになります。
すると、ぎっくり腰や首、背中の痛みに
つながる可能性は高くなります。

🌟 注意点⒉交通事故に注意

ACHOO症候群が光の刺激に関係するのだとすると
暗いところから急に明るくなるところに出るタイミングは
注意が必要です。

例えば車で運転中のトンネルから出るとき、
または、夜間の対向車のハイビームなど
暗い場面から明るい刺激で誘発される可能性もあり
くしゃみ関連の交通事故は思いの外多いようです。

🌟 注意点⒊急に立ち止まらない

これはACHOOの方にしかわからないかもしれませんが

「あっくしゃみでそう」となると
立ち止まって太陽や光を見てしまい
すぐにくしゃみが出るわけではなく

「ハッ、ハッ、ハックショーーーン」

とラグが生じるため
後方を歩く方にびっくりされたり
仲間とはぐれないようにしましょう！
（私だけかな？笑）

本日はちょっとした小ネタに使っていただければ
いいようなお話でしたが
実際に腰痛持ちの方や首や背中を痛めやすい方は
本当に注意が必要です。
私の経験上、先にも話したように
「あっ、出そう」から「ハックション」まで
ラグがありますので発射の際には
膝に手を当てて回避してください。

体にはまだまだ、不思議な反射や現象が存在します。
また他のお話もできればと思います！

そして、くしゃみが出ても痛くならない
体作りは非常に重要ですので
お身体に不安がある方はお気軽に
ご相談ください！

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