【ゲートコントロール理論解説】マッサージで一時的に症状がよくなるがまた戻ってしまう現象を解説
あなたはこんな経験ありませんか?
”ストレッチした後はスッキリするけどまた戻る…”
”マッサージを受けた後は痛みが和らぐけどまた戻る…”
このことを施術者に伝えると
「まだ筋肉が硬いから定期的に揉みほぐしましょう」
「姿勢が悪いから戻って当然です、週に◯回はほぐしましょう」
といわれた方も少なくないはず。
そういわれると
「確かに姿勢が悪いし一旦は体軽くなったし
これからどんどん良くなるなら期待しよう」
となりますが
数ヶ月通っても一向に変わらない…
そんな方たくさん見てきましたし
学生時代の私もその一人でした(汗)
ここで疑問ポイント1
「なんで一旦症状が良くなるように思うのでしょうか?
マッサージで一時的に良くなる”ワケ”
この施術後は「楽だけどまた戻る現象」は
医学的に説明ができます。
それが『ゲートコントロール理論』
🌟 ゲートコントロール理論とは?
ゲートコントロール理論とは、痛みの伝達を、脊髄にある「ゲート(門)」が制御しているという疼痛理論です。痛みを伝える細い神経線維からの信号と、触覚などの非痛覚を伝える太い神経線維からの信号が脊髄に到達した際、太い神経線維からの信号が優先され、痛みの信号がゲートを閉じて脳への伝達を抑えるというメカニズムです。このため、痛む場所をさすると痛みが和らぐことがあります。
つまりマッサージなどの外部からの刺激が
元々の痛みよりも優先されることで
元々の痛みは一時的に麻痺しているということ。
なぜ症状は戻るのか?
もちろんマッサージで症状が寛解した人がいる場合もあるのは
否定しませんが
1〜2ヶ月続けても良くならない場合は
単純に”アプローチする場所が違うから”だと思います。
いつも私は言っていますが
痛いのはあくまで”結果”であって”原因”ではないことがほとんど。
特に慢性化しているものはそうではないでしょうか?
「マッサージ受けたら一旦でも良くなるからいい」
と思っている方は注意が必要です。
なぜなら、一時的に麻痺を起こさせているだけで
根本の原因は進行しているから。
つまりその状態が続くと”原因”となる場所は
さらに悪化していき、
更なる症状の悪化を招くことになる。
腰痛であればヘルニアに移行し
・じっとしていても痛い
・歩けない
・寝たきり
・手術しか手がなくなる
という風になり兼ねません。
最後に
マッサージを全て否定するものではありません。
あくまで1〜2ヶ月通っても改善が見られないものは
痛みの”原因”にアプローチできていないということ。
初めて治療を受けにいって
「筋肉硬いですね、ほぐしましょう」
と検査や痛みが出ている説明もなく
電気やマッサージをするところは
やめておくことをお勧めします。
当院について
| 院名 | ニコリ鍼灸整骨院 |
| 住所 | 〒532-0005 大阪市淀川区三国本町1丁目5-36 ハイネスト新大阪1階3号 (マンション向かって右側の側道に入ってすぐの路面店です) |
| アクセス | 地下鉄御堂筋線新大阪駅4番出口から 徒歩10分 (ひなたの湯から徒歩30秒) |
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
| 9:00~19:00 (最終受付18:00) | ● | ✖️ | ● | ● | ▲ | ● | ● | ▲ |



