年寄りだけの病気じゃない⁉︎”脳梗塞”とは?
脳梗塞は、高齢者だけの病気ではありません。
最近、比較的若い世代で脳梗塞を発症した方や、 芸能人が脳梗塞によって療養されるニュースを 目にする機会があります。
「脳梗塞って、高齢者の病気じゃないの?」
そう思われる方もいるかもしれません。
しかし、 脳梗塞は若い世代にも起こり得る病気です。
今回は、 脳梗塞について 知っておいてほしいこと をまとめます。
脳梗塞とは?
脳梗塞とは、 脳の血管が詰まり、その先の脳組織に 血液や酸素が届かなくなる病気 です。
どこの血管が詰まり、 脳のどの部分が障害されるかによって、 現れる症状や後遺症は異なります。
こんな症状が突然出たら注意してください
脳卒中を疑う代表的なサインとして FAST(ファスト) があります。
- 顔:顔の片側がゆがむ・下がる
- 腕:片腕に力が入らない・腕を上げていられない
- 言葉:ろれつが回らない・言葉が出ない
- 時間:ひとつでも突然起きたら、すぐ119番
FAST以外にも、 次のような症状が突然起こることがあります。
- 片側の手足がしびれる
- 相手の言葉が理解しにくくなる
- 突然、見えにくくなる
- 視野の一部が欠ける
- 急にふらつく
- 突然うまく歩けなくなる
こうした神経症状が突然現れた場合は、 自分で判断して待たず、 119番による救急要請を優先してください。
「一度治ったから大丈夫」ではありません
脳梗塞に関連して、 知っておいてほしいのが TIA(一過性脳虚血発作) です。
例えば、
- 突然、片腕に力が入らなくなった
- 片側の手足がしびれた
- ろれつが回らなくなった
- 言葉が出なくなった
- 突然、見え方がおかしくなった
ところが、 こうした症状が一時的に起こったあと、 症状が消えて元に戻ってしまう場合があります。
TIAはその後の脳梗塞につながる可能性があります。
症状が消えていても、 速やかに医療機関で評価を受ける必要があります。
舌や口の動きに異常が出ることもあります
脳梗塞では、 舌や口周りの動きに関係する 神経経路が障害されることで、 次のような症状が出る場合があります。
- 舌を出したときに片側へ偏る
- ろれつが回りにくい
- 飲み込みにくい
舌の向きだけで、 脳梗塞を判断することはできません。
命が助かれば、元通りとは限りません
脳梗塞では、 命が助かったとしても 後遺症が残ることがあります。
- 手足の麻痺
- 歩行障害
- 感覚障害
- 失語症
- ろれつの障害(構音障害)
- 飲み込みの障害(嚥下障害)
- 視野障害
- 記憶や注意力への影響
- 高次脳機能障害
脳梗塞のリスクに関係するもの
脳梗塞の代表的な危険因子には、 次のようなものがあります。
- 高血圧
- 心房細動などの不整脈
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 肥満
- 喫煙
- 多量飲酒
一方で、 比較的若い方の脳梗塞では、 動脈解離など、 生活習慣とは直接関係しない原因によって 起こる場合もあります。
ただし、 高血圧・糖尿病・肥満・喫煙など、 生活習慣と関連する危険因子が 存在することも事実です。
少しだけ、「糖化」と血管の話
血糖が高い状態などでは、 糖とタンパク質などが反応する 糖化が進み、
AGEs (Advanced Glycation End-products:終末糖化産物)
と呼ばれる物質が 形成・蓄積します。
AGEsについては、
- 酸化ストレス
- 慢性的な炎症
- 血管内皮機能
などとの関連が研究されています。
ただし、 ここは誤解してほしくありません。
「糖化したら脳梗塞になる」 という単純な話ではありません。糖化は、 糖代謝と血管障害との関係を考えるうえで 研究されているメカニズムのひとつです。
遅すぎるということはありません。
一人でも多くの方のこれからの人生が、
少しでも明るいものになればと思っています。
でも、「分かっている」と「できている」は別です
「食事が大切」
「睡眠が大切」
「運動が大切」
そんなことは、 きっと多くの方が すでに知っていると思います。
でも、
- 何から変えたらいいのか分からない
- 自分の食事がこれでいいのか分からない
- 何度やっても続かない
- 一人ではなかなか最初の一歩を踏み出せない
そんな方もおられると思います。
そんな方へ。「ホル活講座」
当院では、 食習慣や生活習慣を 一緒に見直していく 「ホル活講座」 をご用意しています。
これは、
- 脳梗塞を治す講座ではありません
- 脳梗塞を予防すると保証する講座でもありません
これからの身体のために、
「今の自分の食事や生活を 一度ちゃんと見直してみる」
その最初の一歩を、 一人ではなく 一緒に踏み出すための講座です。
「何から始めればいいか分からない」
「自分一人では、なかなか続かない」
そんな方は、 一度ご相談ください。
ホル活講座について詳しく見る →本記事は、 一般的な健康情報・脳卒中啓発を目的としています。
当院で行う整体・鍼灸施術およびホル活講座は、 脳梗塞の診断・治療を行うものではなく、 脳梗塞を予防できることを保証するものでもありません。
顔のゆがみ、 片側の手足の麻痺・脱力、 ろれつが回らない、 言葉が出にくい、 突然の視覚異常や歩行障害など、 脳卒中が疑われる症状が突然現れた場合は、 当院への相談よりも 119番による救急要請・医療機関での評価を優先してください。
参考情報・出典
- 日本脳卒中学会 「脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット 「脳血管障害・脳卒中」
- CDC “Signs and Symptoms of Stroke”
- Umapathi T, et al. Tongue deviation in acute ischaemic stroke. Cerebrovascular Diseases. 2000.
- 若年成人の脳梗塞に関する日本国内の多施設研究
- AGEs(終末糖化産物)と慢性疾患・血管障害に関する Systematic Review(システマティックレビュー)
医学情報確認日:2026年9月1日
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